“和気”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わけ64.3%
わき28.6%
かき7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がなかなかそれらの説諭には承服せない、一揆の与党には温泉おんせん郡、和気わけ郡、風早かざはや郡、野間郡等も加わって、残る処は周布郡桑村郡のみであった。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
晩餐ばんさん和気わきあいあいのうちにおわった。モコウが気をきかして食前にくばったぶどう酒の一杯が、一同のほおをあかくそめた。心はうきうきと楽しい。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
和気かき香風のうちに、臥榻がとうを据えてその上にそべり、次第にとおざかり往くあぶの声を聞きながら、ねぶるでもなく眠らぬでもなく、唯ウトウトとしているが如く、何ともかとも言様なく愉快こころよかッたが
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)