“和気藹々裡”の読み方と例文
読み方割合
わきあいあいり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さしたる失敗も無く、わば和気藹々裡わきあいあいりに、私たちはハイヤアに乗った。北さん、中畑さん、私、それから母。
帰去来 (新字新仮名) / 太宰治(著)
しかし、やっぱり、事件といっては大袈裟おおげさかも知れない。私は或る男と二人で酒を飲み、別段、喧嘩けんかも何も無く、そうして少くとも外見に於いては和気藹々裡わきあいあいりに別れたというだけの出来事なのである。
親友交歓 (新字新仮名) / 太宰治(著)