“諫諍”の読み方と例文
読み方割合
かんそう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今の伊太夫の家では、この旅を、無用なり、危険なりとして諫諍かんそうするほどのものはありません。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
母を尊敬し併せて妻を愛重する文明男子がこの際に取るべき手段は、誠意ある諫諍かんそうを敢てして、母を時代錯誤から救い出し、現代に適した賢い母たり新しい母たらしめる外にないではないか。
姑と嫁について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
諫諍かんそうするものがあると、はげしく争ってみな出入を禁じてしまった。
湖畔 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)