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華奢
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はで
ふりがな文庫
“
華奢
(
はで
)” の例文
華奢
(
はで
)
な、娑婆っ気の強い人だっただけ、唄の師匠は来る、芸妓は来る、役者は来る、始終うちのなかが賑やかだったのである。
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
筒袖
(
つゝそで
)
の
極
(
きは
)
めて質朴な
風采
(
ふうさい
)
で、
彼
(
あ
)
の
華奢
(
はで
)
な洋行帰の
容子
(
ようす
)
とは表裏の相違ぢやありませんか、其晩の説教の題は『
基督
(
キリスト
)
の社会観』と
云
(
いふ
)
のでしてネ、地上に建つべき天国に
就
(
つい
)
て
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
その夜は寝てもただ一目見し森の
少女
(
おとめ
)
の恋しくも、夢に見え、幻となりて時々目に浮ぶのである。何処の者ぞ……名は何と云うぞ。してその姿の
怪
(
く
)
しくも
華奢
(
はで
)
やかに装いつるかな。
森の妖姫
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
売れるさかりの
華奢
(
はで
)
をきわめた人気ものだけに……それには、そうした、あたりまえでない、世間の眼をみはらせた最後だけに、同情だの憐憫だのおせッかいだの
春泥
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
華
常用漢字
中学
部首:⾋
10画
奢
漢検1級
部首:⼤
12画
“華奢”で始まる語句
華奢立
華奢造
華奢姿
華奢贅沢