“手拍子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てびょうし72.0%
てびやうし24.0%
てべうし4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かるく手拍子てびょうしを打って『土佐は良いとこ、南を受けて、薩摩颪さつまおろしがそよそよと』と小声で歌いながら、ゆっくり、おどりだしました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
記憶おぼえのよければ去年こぞ一昨年おととしとさかのぼりて、手振てぶり手拍子てびやうしひとつもかはことなし、うかれたちたる十にんあまりのさわぎなれば何事なにごとかどたちちて人垣ひとがきをつくりしなかより。
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
みなまではせず、老爺ぢいまゆ白銀しろがねごとひかりびて、太陽むかかゞやかした。手拍子てべうしつやう、こし麻袋あさぶくろをはた/\とたゝいたが、おにむかつていしきく、大胆不敵だいたんふてきさまえた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)