“間拍子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まびょうし71.4%
まびやうし28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とただ間拍子まびょうしもなく、女房の言いぐさに返事をする、俊吉の膝へ、と膝をのっかかるようにして盆ごと茶碗を出したのである。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
吉事の支度には三本杵が用いられた。すなわち三人の女性が是に参与したので、臼に伴なう古来の民謡はいずれもこの手杵の操作をその間拍子まびょうしに用いている。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
つて、間拍子まびやうしけた、看板かんばんをぶらりかさしたつてせた。が、地方ゐなかこととて、番號ばんがうもなくばつしろい。
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
兎に角此男が怪しい曲者だと云ふことは、フアンダンゴやピルエツトの踊の足取をして、丘陵を降りて来るのに、一向間拍子まびやうしと云ふものを構はないのを見たばかりでも察せられる。
十三時 (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)