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玉蟲
ふりがな文庫
“玉蟲”の読み方と例文
新字:
玉虫
読み方
割合
たまむし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たまむし
(逆引き)
定吉の指さしたのを見ると、小艶の右のこめかみに深々と吹矢の突つ立つた跡があつて、襟まで流れた血が、
玉蟲
(
たまむし
)
色に固まりかけてをります。
銭形平次捕物控:118 吹矢の紅
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
父はと言へば御維新の
後々
(
あとあと
)
までもチヨン髷をゆひ、「
玉蟲
(
たまむし
)
のやうに光る着物を着た」好い男と言はれた。
地方主義篇:(散文詩)
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
私
(
わたし
)
は
聞
(
き
)
くとともに、
直下
(
すぐした
)
の
三番町
(
さんばんちやう
)
と、
見附
(
みつけ
)
の
土手
(
どて
)
には
松並木
(
まつなみき
)
がある……
大方
(
おほかた
)
玉蟲
(
たまむし
)
であらう、と
信
(
しん
)
じながら、
其
(
そ
)
の
美
(
うつく
)
しい
蟲
(
むし
)
は、
顏
(
かほ
)
に、
其
(
そ
)
の
玉蟲色
(
たまむしいろ
)
笹色
(
さゝいろ
)
に、
一寸
(
ちよつと
)
、
口紅
(
くちべに
)
をさして
居
(
ゐ
)
たらしく
思
(
おも
)
つて
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
玉蟲(たまむし)の例文をもっと
(4作品)
見る
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
蟲
部首:⾍
18画
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