“蛮人”のいろいろな読み方と例文
旧字:蠻人
読み方割合
ばんじん87.5%
ヒクソス12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは、そのむかしハワイの王様なんとか一世が、なんとかいう蛮人ばんじん酋長しゅうちょうを、火牛の戦法で、この崖から追い落した。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
「はてな、呂宋兵衛は蛮人ばんじんの血をまぜた、紅毛碧瞳こうもうへきどうの男であるはずだが、こりゃ、似ても似つかぬただの野武士のぶしだ、ウーム、さてはおのれ、影武者であったな」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
且つまたゲルマン系の「冒険の歌」より他に歌らしい歌も弁へぬ南方の蛮人ヒクソス(私)を指命して一場の演説を所望なさるゝといふ最も趣味拡き紳士よ、淑女よ、私は立ち上りました
卓上演説 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)