“ばんじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蛮人58.3%
蕃人16.7%
万仞8.3%
万仭8.3%
蠻人8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はてな、呂宋兵衛は蛮人(ばんじん)の血をまぜた、紅毛碧瞳(こうもうへきどう)の男であるはずだが、こりゃ、似ても似つかぬただの野武士(のぶし)だ、ウーム、さてはおのれ、影武者であったな」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
富士男、ゴルドン、ドノバンの三人は、もしも猛獣(もうじゅう)や蕃人(ばんじん)などが襲来(しゅうらい)しはせぬかと、かわるがわる甲板に、見張りをすることにきめた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
こは是れ一期(いちご)の大事到来と、千丈の絶壁に足を爪立て、万仞(ばんじん)の深き淵に臨んだ思がしたろう。飛んでも無い返辞をして呉れたものだと、怨みもし呆れもし悲みもした事であろう。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
思えば思うほどひとり壁立万仭(ばんじん)の高さに挺身(ていしん)して行こうとする娘の健気(けなげ)な姿が空中でまぼろしと浮び、娘の足掻(あが)く裳からはうら哀しい雫(しずく)が翁の胸に滴(したた)って翁を苦しめた。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
其(その)秘密(ひみつ)を侵(おか)さゞる範圍内(はんゐない)に於(おい)て略言(りやくげん)すると、此(この)海底戰鬪艇(かいていせんとうてい)は全艇(ぜんてい)の長(なが)さ百三十呎(ヒート)六吋(インチ)、幅員(ふくいん)は中部横斷面(ちゆうぶわうだんめん)に於(おい)て二十二呎(ヒート)七吋(インチ)、艇(てい)の形(かたち)は、恰(あだか)も南印度(みなみインド)の蠻人(ばんじん)が、一撃(いちげき)の下(もと)に巨象(きよざう)を斃(たほ)し