“万仭”の読み方と例文
読み方割合
ばんじん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思えば思うほどひとり壁立万仭ばんじんの高さに挺身ていしんして行こうとする娘の健気けなげな姿が空中でまぼろしと浮び、娘の足掻あがく裳からはうら哀しいしずくが翁の胸にしたたって翁を苦しめた。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)