“蛮野”の読み方と例文
読み方割合
ばんや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斯の如くにして今日の開化も昔日の蛮野ばんやに異ならざるなり。然り、ヒユーマニチーは衣装こそ改まれ、千古不変なるものなり。
復讐・戦争・自殺 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
然るに古往今来、尤も蛮野ばんやなる種族に、尤も劣等なる美の観念を有し、尤も進歩せる種族に、尤も優等なる美の観念を有するは、何が故ぞ。
蛮野ばんやより文化に進みたるは左までの事にあらず、この至妙なる霊能霊神を以て遂には獣性を離れて、高尚なる真善美の理想境に進み入ること、あに望みなしとせんや。
各人心宮内の秘宮 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)