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荒漠
ふりがな文庫
“荒漠”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
こうばく
83.3%
くわうばく
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こうばく
(逆引き)
その
荒漠
(
こうばく
)
たる虚無の中へ、ただ一筋の鉄道が、あたかも文明の触手とでもいったように、徐々に、しかし確実に延びて行くのである。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
駅
(
えき
)
を
右
(
みぎ
)
に
出
(
で
)
ると、もう
心細
(
こゝろぼそ
)
いほど、
原野
(
げんや
)
荒漠
(
こうばく
)
として、
何
(
なん
)
とも
見馴
(
みな
)
れない、
断
(
ちぎ
)
れ
雲
(
ぐも
)
が、
大円
(
だいゑん
)
の
空
(
そら
)
を
飛
(
と
)
ぶ。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
荒漠(こうばく)の例文をもっと
(5作品)
見る
くわうばく
(逆引き)
洋々
(
やう/\
)
たるナイル
河
(
かは
)
、
荒漠
(
くわうばく
)
たるサハラの
沙漠
(
さばく
)
、
是等
(
これら
)
は
大
(
おほい
)
に
化物思想
(
ばけものしさう
)
の
發達
(
はつたつ
)
を
促
(
うなが
)
した。
埃及
(
えじぷと
)
の
神樣
(
かみさま
)
には
化物
(
ばけもの
)
が
澤山
(
たくさん
)
ある。
併
(
しか
)
し
之
(
これ
)
が
希臘
(
ぎりしや
)
へ
行
(
い
)
くと
餘程
(
よほど
)
異
(
ことな
)
り、
却
(
かへ
)
つて
日本
(
にほん
)
と
似
(
に
)
て
來
(
く
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
荒漠(くわうばく)の例文をもっと
(1作品)
見る
“荒漠”の意味
《名詞》
広い範囲に荒れ果てていること。また、そのようなさま。
(出典:Wiktionary)
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
漠
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“荒”で始まる語句
荒
荒野
荒唐無稽
荒磯
荒寥
荒涼
荒海
荒々
荒神
荒地
“荒漠”のふりがなが多い著者
白柳秀湖
佐藤紅緑
伊東忠太
泉鏡太郎
田山花袋
泉鏡花
寺田寅彦