“荒漠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうばく83.3%
くわうばく16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その荒漠(こうばく)たる虚無の中へ、ただ一筋の鉄道が、あたかも文明の触手とでもいったように、徐々に、しかし確実に延びて行くのである。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
駅(えき)を右(みぎ)に出(で)ると、もう心細(こゝろぼそ)いほど、原野(げんや)荒漠(こうばく)として、何(なん)とも見馴(みな)れない、断(ちぎ)れ雲(ぐも)が、大円(だいゑん)の空(そら)を飛(と)ぶ。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
洋々(やう/\)たるナイル河(かは)、荒漠(くわうばく)たるサハラの沙漠(さばく)、是等(これら)は大(おほい)に化物思想(ばけものしさう)の發達(はつたつ)を促(うなが)した。埃及(えじぷと)の神樣(かみさま)には化物(ばけもの)が澤山(たくさん)ある。併(しか)し之(これ)が希臘(ぎりしや)へ行(い)くと餘程(よほど)異(ことな)り、却(かへ)つて日本(にほん)と似(に)て來(く)る。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)