“くわうばく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廣漠33.3%
荒漠33.3%
荒邈33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此時(このとき)時計(とけい)の針(はり)は既(すで)に十一時(じ)を廻(めぐ)つて居(を)つたので、廣漠(くわうばく)たる甲板(かんぱん)の上(うへ)には、當番(たうばん)水夫(すゐふ)の他(ほか)は一個(こ)の人影(ひとかげ)も無(な)かつた、船(ふね)は今(いま)、右舷(うげん)左舷(さげん)に印度洋(インドやう)の狂瀾(きやうらん)怒濤(どたう)を分(わ)けて北緯(ほくゐ)十度(ど)の邊(へん)を進航(しんかう)して居(を)るのである。
洋々(やう/\)たるナイル河(かは)、荒漠(くわうばく)たるサハラの沙漠(さばく)、是等(これら)は大(おほい)に化物思想(ばけものしさう)の發達(はつたつ)を促(うなが)した。埃及(えじぷと)の神樣(かみさま)には化物(ばけもの)が澤山(たくさん)ある。併(しか)し之(これ)が希臘(ぎりしや)へ行(い)くと餘程(よほど)異(ことな)り、却(かへ)つて日本(にほん)と似(に)て來(く)る。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
雲の峰一道二道と山の腋(わき)より立ち昇りて、神女白銀の御衣(みけし)を曳(ひ)いて長し、我にいま少し仙骨を有するの自信あらば、駕(が)して天際に達する易行道(いぎやうだう)となしたりしならむ、下は即(すなは)ち荒邈(くわうばく)として、裾野も
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)