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こうばく
ふりがな文庫
“こうばく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
広漠
72.5%
荒漠
12.5%
控縛
5.0%
拘縛
2.5%
曠漠
2.5%
絞縛
2.5%
荒莫
2.5%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広漠
(逆引き)
満洲の
広漠
(
こうばく
)
たる野には、遅い月が昇ったと見えて、あたりが明るくなって、ガラス窓の外は既にその光を受けていた。
一兵卒
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
こうばく(広漠)の例文をもっと
(29作品)
見る
荒漠
(逆引き)
駅
(
えき
)
を
右
(
みぎ
)
に
出
(
で
)
ると、もう
心細
(
こゝろぼそ
)
いほど、
原野
(
げんや
)
荒漠
(
こうばく
)
として、
何
(
なん
)
とも
見馴
(
みな
)
れない、
断
(
ちぎ
)
れ
雲
(
ぐも
)
が、
大円
(
だいゑん
)
の
空
(
そら
)
を
飛
(
と
)
ぶ。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
こうばく(荒漠)の例文をもっと
(5作品)
見る
控縛
(逆引き)
広大なる一は不繋の舟の如し、誰れか能く
控縛
(
こうばく
)
する事を得んや。こゝに至れば詩歌なく、景色なく、
何
(
いづれ
)
を
我
(
われ
)
、何を彼と見分る
術
(
すべ
)
なきなり、之を冥交と曰ひ、契合とも
号
(
なづく
)
るなれ。
松島に於て芭蕉翁を読む
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
こうばく(控縛)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
拘縛
(逆引き)
もし我にいかなる罪あるかを問はゞ、我は答ふる事を得ざるなり、
然
(
しか
)
れども我は牢獄の
中
(
うち
)
にあり。もし我を
拘縛
(
こうばく
)
する者の誰なるを問はゞ、我は是を知らずと答ふるの外なかるべし。
我牢獄
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
こうばく(拘縛)の例文をもっと
(1作品)
見る
曠漠
(逆引き)
その火の色は
曠漠
(
こうばく
)
とした周囲のなかでいかにも孤独であった。その火を
措
(
お
)
いて一点の燈火も見えずにこの谿は暮れてしまおうとしているのである。寒さはだんだん私の身体へ
匍
(
は
)
い込んで来た。
冬の蠅
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
こうばく(曠漠)の例文をもっと
(1作品)
見る
絞縛
(逆引き)
屍体
(
したい
)
頸部には
絞縛
(
こうばく
)
したる
褶痕
(
しゅうこん
)
と
鬱血
(
うっけつ
)
、その他の
索溝
(
さっこう
)
相交
(
あいまじ
)
って
纏繞
(
てんじょう
)
せり、
然
(
しか
)
れども気管喉頭部、及、頸動脈等も外部より損傷を認むる
能
(
あた
)
わず。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
こうばく(絞縛)の例文をもっと
(1作品)
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荒莫
(逆引き)
すった揉んだのあげくに見つけた妥協案が、このシップ——と彼は
荒莫
(
こうばく
)
としたこの沿岸地を見まわすのだ。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
こうばく(荒莫)の例文をもっと
(1作品)
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