“控縛”の読み方と例文
読み方割合
こうばく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人誰れか全くタイムの籠に控縛こうばくせらるゝを心地よしとするものあらむ、人誰れか天賦の霊性を自殺せしむべき運命を幸福なりとするものあらん。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
広大なる一は不繋の舟の如し、誰れか能く控縛こうばくする事を得んや。こゝに至れば詩歌なく、景色なく、いづれわれ、何を彼と見分るすべなきなり、之を冥交と曰ひ、契合ともなづくるなれ。
松島に於て芭蕉翁を読む (新字旧仮名) / 北村透谷(著)