“吉坊”の読み方と例文
読み方割合
よしぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉坊よしぼうは、両手りょうてあたまうえにのせて、きよちゃんがあちらへゆけば、そのほう見送みおくり、こちらへくればまたはなさずに、むかえていました。
父親と自転車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そうすれば、とくちゃんと三にんはしりっこをしよう。」と、きよちゃんは、吉坊よしぼうこころなんかわからず、ほがらかでありました。
父親と自転車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ばかめ、自転車じてんしゃあとをおっかけるなんて、二、三にちしたら自転車じてんしゃってやるぞ。」と、その父親ちちおやは、吉坊よしぼうの、あたまをなでながら、いいました。
父親と自転車 (新字新仮名) / 小川未明(著)