“よしぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吉坊33.3%
義坊33.3%
芳坊33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉坊よしぼうは、両手りょうてあたまうえにのせて、きよちゃんがあちらへゆけば、そのほう見送みおくり、こちらへくればまたはなさずに、むかえていました。
父親と自転車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そうすれば、とくちゃんと三にんはしりっこをしよう。」と、きよちゃんは、吉坊よしぼうこころなんかわからず、ほがらかでありました。
父親と自転車 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その行方ゆくえ見送みおくりながら、義坊よしぼうはぼんやりとして、不思議ふしぎおもったのです。そして、ちょうのために、しろはなのこしておくになりました。
青い草 (新字新仮名) / 小川未明(著)
と、父親ちちおやが、うたいわったときに、あちらからも、こちらからも、おあし二人ふたりまえちたのであります。義坊よしぼうひろうのに夢中むちゅうでありました。
青い草 (新字新仮名) / 小川未明(著)
遂々とう/\世帯を疊むで了ふ、芳坊よしぼうは川越の親類に預かツて貰ふ、母親は東京で奉公することになる、自分等は世帯を持つ工面の出來るまで越ケ谷に引込むことになツて
昔の女 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)