“むけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
44.4%
33.3%
11.1%
5.6%
無卦5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんしろ、こうしちゃいられねえ、人を集めて、おむけえに行ってみざあなっし」
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一二二むけ一二三物せし中に、木のはしけづりたるに、一二四那須野紙なすのがみのいたうふるびて、文字も一二五むらぎえして所々見定めがたき、正しく妻の筆の跡なり。
六月は水のついたち鬼の朔日、またはきぬ脱ぎ朔日とかむけ節供とかいう類の、由来を考えて見ると面白い名称も多いのだが、結局は昔から定まった食物を調ととのえて、静かに話でもして休む日であった。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
常人つねなみのひとならばといひてにぐべきに、さはなくてその方に身をむけてつら/\見るに、かうくらくなりしにかゝるものゝあり/\と見ゆるもたゞ人ならじと猶よく見れば
これを孔明こうめいの六曜占と名づけておる。また、有卦うけ無卦むけということがある。人の年を繰りて何年より有卦に入り、何年より無卦に入ると申す。有卦は吉にして無卦は凶である。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)