“御迎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おむかえ37.5%
おむか12.5%
おむかい12.5%
おむかひ12.5%
おむかへ12.5%
おんむか12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何故にさは云ふかとしつすれば、御迎おむかえに来るとき、東光寺の壁の下に、小坊主の一人立ちて在るを見しが、一目見て甚だ戦慄せんりつせし故に、かく申す也と答ふ。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
呼び五ヶ年のうち村中にきつい御世話に相成しは實に有難き仕合しあはせなり別て上臺憑司ひようじ親子にあつき御世話に相成しよし然るに昌次郎いまだみえず御迎おむかひにと申す處へ入り來たり直に傳吉の傍らに着座ちやくざし馳走にぞあづかりける傳吉一同へ向ひ私しも江戸表にてよろしき家へ奉公に有り付き金子少々貯は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「御宅から御迎おむかいが参りました」と云った。代助はうちから迎を受けるおぼえがなかった。聞き返してみても、門野は車夫がとか何とか要領を得ない事を云うので、代助は頭を振り振り玄関へ出てみた。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「御たくから御迎おむかひが参りました」と云つた。代助はうちからむかひを受けるおぼえがなかつた。聞きかへして見ても、門野かどの車夫しやふがとか何とか要領を得ない事を云ふので、代助はあたまを振り/\玄関へて見た。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かつ御迎おむかへつてなんだい」とくと、かつは恐縮の態度で
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
猶くれぐれも朝夕ちようせきの御自愛御大事に、幾久く御機嫌好ごきげんよう明日を御迎おんむか被遊あそばされ、ますます御繁栄に被為居候ゐらせられさふらふやう、今は世の望も、身の願も、それのみに御座候。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)