“上聞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうぶん90.0%
じやうぶん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呉が妻をち殺したといって告訴に及んだが、この訴訟事件は年を経ても解決せず、州郡の役人らにも処決することが出来ないので、遂に上聞じょうぶんに達することになって
万一此の事が将軍家の上聞じょうぶんに達すれば、此の上もない御当家のお恥辱はじになるゆえ、事穏便おんびんが宜しいと理解をいたした、こりゃ最早ように陳じてものがれる道はないから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
白眼にらまへ越前只今の申條過言くわごんなり昨日重役ども並に諸役人一同相調あひしらべし御身分將軍の御落胤に相違なしと見極みきは上聞じやうぶんにもたつしたる儀を其方一人是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かうむり候へ共是は私しの心付には御座なく全く伊豆守いづのかみ心付なり然共されども先達て將軍の御落胤おとしだねに相違なしと上聞じやうぶんに達し其後の心付なりとて一旦いつたん重役ぢうやく共申出し儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)