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上聞
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じやうぶん
白眼へ越前只今の申條
過言なり昨日重役ども並に諸役人一同
相調べし御身分將軍の御落胤に相違なしと
見極め
上聞にも
達したる儀を其方一人是を
蒙り候へ共是は私しの心付には御座なく全く
伊豆守心付なり
然共先達て將軍の御
落胤に相違なしと
上聞に達し其後の心付なりとて
一旦重役共申出し儀を
窺ひいたりける時に酒井樣より其の
朝宿次刻限の急使にて江戸御老中大久保佐渡守樣へ御用状
到達なし則ち
上聞に
達せられける尤も遠國は皆
寺社奉行勘定奉行の掛りの所
此度は讃岐守より
言上の趣きは