“捨置難”の読み方と例文
読み方割合
すておきがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
定め乳母うばに相談せんものとひそかに乳母を呼て彼の艷書ふみふうの儘に見せければ乳母は大いに打驚き是は此儘に捨置難すておきがたし旦那樣へ御見せ申さんとて立んとるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
長屋の者の一同は捨置難すておきがたき二つの珍事ちんじなかにも家主庄兵衞が殺されたるは大變たいへんなりと其のあに山田元益の許へも斯と報知しらせるに元益驚きはせ來り家内を改め見たる所ろ何一つだに紛失ふんじつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
後悔こうくわいの外には更にあらざりけり然ども大藤親子の者糊賣のりうり老婆ばうもお金まで彼方に在ては捨置難すておきがたしと三個みたりが衣類其の他をも此方より持せやり忠兵衞をして音羽町の二軒の家を終了せてすこし家財かざい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)