“捨難”の読み方と例文
読み方割合
すてがた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜にりては「レローイ」珈琲館かひいかんと云えるに行きたま歌牌かるたの勝負を楽むが捨難すてがた蕩楽どうらくなりしが、一夜あるよ夫等それらの楽み終りて帰り来り、球突たまつきたわむれを想いながら眠りにつきしに
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
千々岩ちぢわ灘に添う十五里の沿岸道路は、平坦な道のすくない代り、風景の捨難すてがたいところが多く、退屈を覚えない。うら辺りから海が見え出し、海上にはいくつかの小島も見え、無数の漁船も見える。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
彼岸かのきしの人と聞くつらさ、何年の苦労一トつは国のためなれど、一トつは色紙しきしのあたった小袖こそで着て、ぬりはげた大小さした見所もなき我を思い込んで女の捨難すてがた外見みえを捨て、そしりかまわずあやうきをいとわず
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)