“ひそ/\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
密々83.3%
祕々16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立るとは云ものゝ餘り物堅ものがたき人かなと文右衞門がうはさをなし夫に付ても娘お幸はさぞかしつらつとめならんなどと密々ひそ/\はなしの折から親分の武藏屋長兵衞は長八殿どのうちにかと聲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
平次も妙にギヨツとした心持で立ちすくみました。若い男と女が、納戸の後ろで、何やら密々ひそ/\と語り合つて居るではありませんか。しかも、二人共、涙を流して居るのです。
周匝めぐりには五六人の男の兒が立つて居て、何か祕々ひそ/\と囁き合つて居る。白玉殿前、此一點の醜惡! 此醜惡をも、然し、自分は敢て醜惡と感じなかつた。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
寄せ何か祕々ひそ/\さゝやきければ二人はハツと驚きしが三次はしばし小首をかたむ茶碗ちやわんの酒をぐつと呑干のみほし先生皆迄のたまふな我々が身にかゝる事委細承知と早乘が答へに長庵力を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)