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密乎
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こつそり
ふりがな文庫
“
密乎
(
こつそり
)” の例文
軈
(
やが
)
て健は二階の教室に上つて行く。すると、校長の妻は
密乎
(
こつそり
)
と其後を
跟
(
つ
)
けて行つて、教室の外から我が子の叱られてゐるのを
立聞
(
たちぎき
)
する。
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
すると、校長の妻は
密乎
(
こつそり
)
と其後を
跟
(
つ
)
けて行つて、教室の外から我が子の叱られてゐるのを立ち聞きする。
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
無理強ひの盃四つ五つ、それが
悉皆
(
すつかり
)
體中に
循
(
まは
)
つて了つて、聞苦しい土辯の川狩の話も興を覺えた。
眞紅
(
まつか
)
な顏をした吉野は、主人のカッポレを
機
(
しほ
)
に
密乎
(
こつそり
)
と離室に逃げ歸つた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『え。少し酒を飮まされたもんですから、
密乎
(
こつそり
)
逃げ出して來たんです。實に好い晩ですねえ!』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
無理強ひの盃四つ五つ、それが
全然
(
すつかり
)
体中に
循
(
めぐ
)
つて了つて、聞苦しい
土弁
(
どべん
)
の川狩の話も興を覚えぬ。真紅な顔をした吉野は、主人のカツポレを
機
(
しほ
)
に
密乎
(
こつそり
)
と
離室
(
はなれ
)
に逃げ帰つた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
『え。少し酒を飲まされたもんですから、
密乎
(
こつそり
)
逃げ出して来たんです。実に好い晩ですねえ!』
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
お由が
何家
(
どこ
)
かへ振舞酒にでも
招
(
よ
)
ばれると、
密乎
(
こつそり
)
と娘を連れ込む事もある。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
密
常用漢字
小6
部首:⼧
11画
乎
漢検準1級
部首:⼃
5画
“密”で始まる語句
密
密々
密夫
密着
密告
密偵
密通
密林
密雲
密接