“隠家”のいろいろな読み方と例文
旧字:隱家
読み方割合
かくれが90.6%
あな6.3%
おくが3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで探偵はその夜一夜まんじりともしないで脳細胞を酷使こくしした揚句あげく、夜の明けるのを待って、稀代の怪賊烏啼天駆の隠家かくれがへ乗込んだ。
「ハイ。皆出切っておりますから呼んでいるところです。……実はほし隠家あなを包囲したいと思うんですが、十四五名出してはいけませんか」
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
緋の房の襖の向うは、彼女の胸の隠家おくがでなくてなんであろう。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)