“隱家”の読み方と例文
新字:隠家
読み方割合
かくれが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝカセンティーノの麓に、横さまに流るゝ水あり、隱家かくれがの上なるアペンニノより出で、名をアルキアーノといふ 九四—九六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
天が下には隱家かくれがもなくなつて、今現身げんしんの英傑は我が目前咫尺の處に突兀として立ち給うたのである。自分も立ち上つた。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
新鮮さを澁面じふめんに化してゐた——其處では山は孤獨の寂しい願と沈默に入る最後の隱家かくれがまもつてゐた。