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隱家
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かくれが
ふりがな文庫
“
隱家
(
かくれが
)” の例文
新字:
隠家
あゝカセンティーノの麓に、横さまに流るゝ水あり、
隱家
(
かくれが
)
の上なるアペンニノより出で、名をアルキアーノといふ 九四—九六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
天が下には
隱家
(
かくれが
)
もなくなつて、今
現身
(
げんしん
)
の英傑は我が目前咫尺の處に突兀として立ち給うたのである。自分も立ち上つた。
雲は天才である
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
新鮮さを
澁面
(
じふめん
)
に化してゐた——其處では山は孤獨の寂しい願と沈默に入る最後の
隱家
(
かくれが
)
を
護
(
まも
)
つてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
奪取
(
うばひとり
)
たれば江戸は
面倒
(
めんだう
)
なるべし
如
(
しか
)
ず此より上方に取て
返
(
かへ
)
し中國より九州へ
渡
(
わたら
)
んにはと
遂
(
つひ
)
に四國に
立越
(
たちこえ
)
しが伊豫國なる
藤
(
ふぢ
)
が
原
(
はら
)
と云ふ山中に來り爰に
一個
(
ひとつ
)
の
隱家
(
かくれが
)
を得て
赤川大膳
(
あかがはだいぜん
)
と姓名を
變
(
へん
)
じ山賊を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
私は、勉強室といふ聖所を立去るように、呼びに來られる筈はなかつたから。今は、そこは、私にとつては、聖所となつてゐた——「
煩
(
わづら
)
はしき時のいとも心地よき
隱家
(
かくれが
)
」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
▼ もっと見る
そして暫く立つてゐて話しかけられてゐたが、やがてみんな間もなく來るんだらうから僕は居間で待つてゐる、と云ひ捨てゝ
隱家
(
かくれが
)
へ這入るやうに居間に引込んで了つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
隱
部首:⾩
17画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
“隱”で始まる語句
隱
隱居
隱匿
隱見
隱藝
隱密
隱岐
隱居所
隱亡
隱元