“隱元”の読み方と例文
新字:隠元
読み方割合
いんげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
筵の先には亂雜に手を建てた隱元いんげんが下葉は黄色に枯れて莢はまだなつて居る。博勞は板の間に※を敷いて
佐渡が島 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
(わん。)津島つしまぶ、隱元いんげん、きす、鳥肉とりにく。(はち。)たひさしみ、新菊しんぎくあまだい二切ふたきれ。(はち。)えびしんじよ、ぎんなん、かぶ、つゆ澤山だくさん土瓶どびんむしまつだけ。つけもの、かぶ、奈良ならづけ。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この朝顏あさがほ夕顏ゆふがほつゞいて、藤豆ふぢまめ隱元いんげん、なす、さゝげ、たうもろこしのなへ、また胡瓜きうり糸瓜へちま——令孃方れいぢやうがた愛相あいさうに(お)のをつけて——お南瓜たうなすなへ、……と、砂村すなむらせいぞろひにおよんだ、一騎當千いつきたうせん
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)