“御隠家”の読み方と例文
読み方割合
ごいんけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唐焼からやき陶物床几すえものしょうぎに、ここの御隠家ごいんけ様なる千蛾せんが老人はゆたりと腰を休めて、網代あじろ竹の卓のうえに片肱かたひじ
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高麗村こまむら御隠家ごいんけ様の思召しである、其方たちにこのまま渡し置くによって、一部は土地の貧者や病人へ、一部は関口の橋修繕に、一部は石神様鎮護ちんご料としてよろしいように配分いたせ。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふしぎな権力のある御隠家ごいんけの屋敷がそれです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)