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ポケット
ふりがな文庫
“ポケット”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
衣嚢
58.6%
衣袋
17.2%
懐中
6.9%
隠袋
6.9%
衣兜
3.4%
袋
3.4%
隠し
3.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
衣嚢
(逆引き)
手巾を出して顏の汗を拭き乍ら、
衣嚢
(
ポケット
)
の銀時計を見ると、四時幾分と聞いた發車時刻にもう間がない。急いで盛岡行の赤切符を買つて改札口へ出ると
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
ポケット(衣嚢)の例文をもっと
(17作品)
見る
衣袋
(逆引き)
盤得尼が出て行ってしまうと、法水は
衣袋
(
ポケット
)
から一枚の紙片を取り出した。それには、次のような文字が認められてあった。
夢殿殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
ポケット(衣袋)の例文をもっと
(5作品)
見る
懐中
(逆引き)
新しく土を埋めたらしく柔らかくなっている竹片を紙にくるんで
懐中
(
ポケット
)
へ入れると台所の方へ歩いていった。
誘拐者
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
ポケット(懐中)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
隠袋
(逆引き)
「なに札は大丈夫だ。ほかの
紙片
(
かみぎれ
)
と違って活きてるから。こうやって、手で
障
(
さわ
)
って見るとすぐ分るよ。
隠袋
(
ポケット
)
の中で、ぴちぴち
跳
(
は
)
ねてる」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ポケット(隠袋)の例文をもっと
(2作品)
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衣兜
(逆引き)
学円 (がぶがぶと茶を
呑
(
の
)
み、
衣兜
(
ポケット
)
から扇子を取って、
煽
(
あお
)
いだのを、と
翳
(
かざ
)
して見つつ)おお、咲きました。
貴女
(
あなた
)
の顔を見るように。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ポケット(衣兜)の例文をもっと
(1作品)
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袋
(逆引き)
平一郎は片方の手をズボンの
袋
(
ポケット
)
に突込んで、右手で和歌子の手を握っていた。微かな温かみ、その温かみこそ僅かに秋の夜中の寂寥と冷気とから二人を元気づけていた。
地上:地に潜むもの
(新字新仮名)
/
島田清次郎
(著)
ポケット(袋)の例文をもっと
(1作品)
見る
隠し
(逆引き)
ただ満足そうに心から嬉しそうに幾分
憔悴
(
やつれ
)
の見える頬に
靨
(
えくぼ
)
を
泛
(
うか
)
めていられるばかりであった。そして黙ってチョッキの
隠し
(
ポケット
)
から小さな金時計を出して眺められていた。
ナリン殿下への回想
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
ポケット(隠し)の例文をもっと
(1作品)
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