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懐中
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ふりがな文庫
“
懐中
(
ポケット
)” の例文
旧字:
懷中
彼は机の前に腰をかけて、
懐中
(
ポケット
)
からパイプを取り出し机上にあったマリーランド煙草の箱の封を切ってそれを詰めて
燻
(
ふ
)
かしながら、何やら手紙を書き初めた。
水晶の栓
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
新しく土を埋めたらしく柔らかくなっている竹片を紙にくるんで
懐中
(
ポケット
)
へ入れると台所の方へ歩いていった。
誘拐者
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
『あいつが戸棚の鍵を取ろうと書記の
懐中
(
ポケット
)
へ手を突き込もうとするといつのまにか縛ってあった腕の縄を解いていたんです。……だから泡食って突いたんです』
水晶の栓
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
春日は渡邊に
顛末
(
てんまつ
)
をすべて速記させ、尚手紙も詳細に調べたがそれは、預って
懐中
(
ポケット
)
へ収めた。
誘拐者
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
ふとこの時ルパンは
先刻
(
さっき
)
ジルベールがボーシュレーから奪って
懐中
(
ポケット
)
へねじ込んだもののある事を思い出した。そしていきなりジルベールの
懐中
(
ポケット
)
へ手を突込んだ。
水晶の栓
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
▼ もっと見る
懐中
(
ポケット
)
を探って煙草に火を点けて、勢いよく
角家
(
かど
)
の「貸家
老舗
(
しにせ
)
案内社」と染抜いた
暖簾
(
のれん
)
を潜った、そして特別料金を払って、仔細に一枚々々綴込帳を調べた上二十分も経ってから
誘拐者
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
“懐中”の意味
《名詞》
懐 中(かいちゅう)
懐やポケットの中のこと。また、その中にものを入れること。
(出典:Wiktionary)
懐
常用漢字
中学
部首:⼼
16画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“懐中”で始まる語句
懐中物
懐中手
懐中鏡
懐中時計
懐中紙
懐中電灯
懐中電燈
懐中絵図
懐中刀
懐中合