“角家”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かどや50.0%
かど25.0%
かどいえ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、その自動車が、町の角家かどやで見つかりました時、夜目に横町をすかしますと、真向うに石の鳥居が見えるんです。あきれもしない、何の事です。
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
懐中ポケットを探って煙草に火を点けて、勢いよく角家かどの「貸家老舗しにせ案内社」と染抜いた暖簾のれんを潜った、そして特別料金を払って、仔細に一枚々々綴込帳を調べた上二十分も経ってから
誘拐者 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)
いかにも住みよさそうではあるが、店賃たなちんも高いだろうし、角家かどいえで自分たち親子には晴れがましかった。
枡落し (新字新仮名) / 山本周五郎(著)