“かどや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
角屋66.7%
角家22.2%
門谷11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうか、大抵たいてい大丈夫だいじょうぶだろう。それで赤シャツは人にかくれて、温泉の町の角屋かどやへ行って、芸者と会見するそうだ」
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たん電柱でんちうばかりでない、鋼線はりがねばかりでなく、はしたもと銀杏いてふも、きしやなぎも、豆腐屋とうふやのきも、角家かどやへいも、それかぎらず、あたりにゆるものは、もんはしらも、石垣いしがきも、みなかたむいてる、かたむいて
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
行くこと二里で、麓の村門谷かどやといふに着いた。見るからに古びはてた七八十戸の村で農家の間には煤び切つた荒目な格子で間口を𢌞らした家なども混つてゐた。
鳳来寺紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)