門谷かどや)” の例文
行くこと二里で、麓の村門谷かどやといふに着いた。見るからに古びはてた七八十戸の村で農家の間には煤び切つた荒目な格子で間口を𢌞らした家なども混つてゐた。
鳳来寺紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)