“紙切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみきれ71.4%
かみき14.3%
かみきり14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
良寛さんも、この頃では齢をとつて、忘れつぽくなつたので、忘れないやうに、持物を紙切かみきれに記しておいた。それには、おほよそかう書いてあつた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)
みね引出ひきだしたるはたゞまいのこりは十八あるべきはづを、いかにしけんたばのまゝえずとてそこをかへしてふるへども甲斐かひなし、あやしきは落散おちちり紙切かみきれにいつしたゝめしかうけとりつう
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
こちらでは小さな紙切かみきりナイフが、ばねじかけのかへるにふざけてゐます。石盤の上では、石筆がころ/\走りまはつてゐます。
一本足の兵隊 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)