“切紙”の読み方と例文
読み方割合
きりかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ははあこの隙は誘いだな」切紙きりかみの白井とは少し違う。見破ったから動かない。はたして隙は消えてしまった。と、今度は右の肩へチラリと破れが現われた。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
『古今集』全部の註釈を常縁自ら口授し、宗祇が筆録したので、これが有名な『古今集両度聞書』である。そのほかに特別難解な点は一々別に切紙きりかみで伝授した。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)