“きりかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
切髪60.0%
切紙40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここにもこわや切髪きりかみ
どんたく:絵入り小唄集 (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
黒き毛、白髪しらがちりばかりをもまじえぬを、切髪きりかみにプツリと下げた、色の白い、つやのある、細面ほそおもておとがいとがって、鼻筋のと通った、どこかに気高い処のある、年紀としが目も同一おなじ……である。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ははあこの隙は誘いだな」切紙きりかみの白井とは少し違う。見破ったから動かない。はたして隙は消えてしまった。と、今度は右の肩へチラリと破れが現われた。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
『古今集』全部の註釈を常縁自ら口授し、宗祇が筆録したので、これが有名な『古今集両度聞書』である。そのほかに特別難解な点は一々別に切紙きりかみで伝授した。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)