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切髪
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きりかみ
ふりがな文庫
“
切髪
(
きりかみ
)” の例文
その時、
切髪
(
きりかみ
)
の
白髪
(
しらが
)
になって、犬のごとく
踞
(
つくば
)
ったが、柄杓の柄に、
痩
(
や
)
せがれた手をしかとかけていた。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
同時に、
本花道
(
ほんはなみち
)
からしずかにあゆみ出た
切髪
(
きりかみ
)
の女は太宰の後室
定高
(
さだか
)
で、眼の大きい、顔の輪廓のはっきりして、一種の気品を
具
(
そな
)
えた男まさりの女、それは市川団十郎である。
島原の夢
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ここにもこわや
切髪
(
きりかみ
)
の
どんたく:絵入り小唄集
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
黒き毛、
白髪
(
しらが
)
の
塵
(
ちり
)
ばかりをも
交
(
まじ
)
えぬを、
切髪
(
きりかみ
)
にプツリと下げた、色の白い、
艶
(
つや
)
のある、
細面
(
ほそおもて
)
の
頤
(
おとがい
)
尖
(
とが
)
って、鼻筋の
衝
(
つ
)
と通った、どこかに気高い処のある、
年紀
(
とし
)
は
誰
(
た
)
が目も
同一
(
おなじ
)
……である。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
髪
常用漢字
中学
部首:⾽
14画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切々
切符
切歯
切迫
切通