“ちりみだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
散乱80.0%
散亂20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときは、つめひとゆびさきも、人目ひとめにはれないで、水底すゐていねむつたやうに、面影おもかげばかり澄切すみきつてたのに、——こゝでは、散乱ちりみだれた、三ひら、五ひらのはなが、すごうご汽車きしやそこ
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二人は此処ここでもあとになり先になり、脚絆きゃはんの足を入れ違いに、かしらを組んで白波しらなみかつぐばかり浪打際なみうちぎわ歩行あるいたが、やがてその大きい方は、五、六尺なぎさはなれて、日影の如く散乱ちりみだれた、かじめの中へ
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
女子をなごはあたりを見廻みまはしてたかわらひぬ、其身そのみかげかへりみてたかわらひぬ、殿との我良人わがをつと我子わがこ、これや何者なにものとてたかわらひぬ、まへ散亂ちりみだれたるふみをあげて、やよ殿とのいまわかれまゐらするなりとて
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)