“蔵王山”の読み方と例文
読み方割合
ざわうさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここに来た時には、蔵王山ざわうさんは雪をいただいて真白であつたが、追々それも消えて夏になつた。警戒警報から空襲警報が発せられた。
三年 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
蔵王山ざわうさんふもと湧出わきでる硫黄泉の湯尻ゆじりが、一つの大きい滝瀬をなして流れてゐる。それが西に向つて里へ里へと流れ下つて、金瓶村の東境ひがしざかひに出るとそこから急に折れて北へ向つて流れる。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
父は三山さんざん蔵王山ざわうさんあたりを信心して一生四足しそくを食はずにしまつた。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)