“山王”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんのう89.5%
さんわう5.3%
せんわう5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから溜池橋(ためいけばし)を渡るともう日が暮れて、十五夜でしょう、まん丸な月が出て、それから山王(さんのう)のあの坂を上がるとちょうど桜花(さくら)の盛りで
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
老樹鬱蒼として生茂(おひしげ)る山王(さんわう)の勝地(しようち)は、其の翠緑を反映せしむべき麓の溜池(ためいけ)あつて初めて完全なる山水(さんすゐ)の妙趣を示すのである。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
オリオンその他の星座が送るほのあかり、中にすっくと雪をいたゞく山王(せんわう)が立ち黒い大地をひきゐながら今涯(はて)もない空間を静にめぐり過ぎるのだ。さあみんな、祈るのだぞ、まっすぐに立て。
柳沢 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)