“山王社”の読み方と例文
読み方割合
さんのうしゃ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
有名な蛇橋じゃばしの伝説に昔をしのびながら、大谷川のささやきをあとにして、老杉ろうさん昼なお暗い長坂ながさかをのぼりますと、神輿旅所みこしたびしょとして知られる山王社さんのうしゃがある。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
半蔵らは江戸の町々に山王社さんのうしゃの祭礼の来るころまで待ち、月を越えて将軍が天璋院てんしょういん和宮様かずのみやさまと共に新たに土木の落成した江戸城西丸へ田安御殿たやすごてんの方から移るころまで待った。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)