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老杉
ふりがな文庫
“老杉”の読み方と例文
読み方
割合
ろうさん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ろうさん
(逆引き)
見ずや、上野の
老杉
(
ろうさん
)
は黙々として語らず訴へず、独りおのれの命数を知り
従容
(
しょうよう
)
として
枯死
(
こし
)
し行けり。無情の草木
遥
(
はるか
)
に
有情
(
ゆうじょう
)
の人に
優
(
まさ
)
るところなからずや。
浮世絵の鑑賞
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
有名な
蛇橋
(
じゃばし
)
の伝説に昔をしのびながら、大谷川のささやきをあとにして、
老杉
(
ろうさん
)
昼なお暗い
長坂
(
ながさか
)
をのぼりますと、
神輿旅所
(
みこしたびしょ
)
として知られる
山王社
(
さんのうしゃ
)
がある。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
十幾棟の大伽藍を囲んで、
矗々
(
ちくちく
)
と天を摩している
老杉
(
ろうさん
)
に交って、
栃
(
とち
)
や
欅
(
けやき
)
が薄緑の水々しい芽を吹き始めた。
仇討三態
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
老杉(ろうさん)の例文をもっと
(15作品)
見る
“老杉”の意味
《名詞》
老杉(ろうさん)
生えてから長い年月を経た杉の木。
(出典:Wiktionary)
老
常用漢字
小4
部首:⽼
6画
杉
常用漢字
中学
部首:⽊
7画
“老”で始まる語句
老
老人
老爺
老婆
老耄
老舗
老獪
老母
老婢
老女
“老杉”のふりがなが多い著者
押川春浪
橘外男
林不忘
吉川英治
中里介山
江戸川乱歩
永井荷風
菊池寛
夏目漱石
寺田寅彦