“さんのう”の漢字の書き方と例文
語句割合
山王100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生れて間もない私が竜門りゅうもんの鯉を染め出した縮緬ちりめん初着うぶぎにつつまれ、まだ若々しい母の腕に抱かれて山王さんのうやしろの石段を登っているところがあるかと思うと
厄年と etc. (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
第十二号機は、大森おおもり山王さんのうの森へうち落された。第九号機は東京湾の波のもくずと消えてしまった。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
山王さんのうわきの日光修営奉行所の奥の奥、壁の厚い一間に、三人の人影が黙然もくねんと腕をこまぬいている。
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)