“天王山”の読み方と例文
読み方割合
てんのうざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よど川尻かわじりで舟に乗った生絹は、右に生駒いこまの山、男山おとこやまを見、左に天王山てんのうざんをのぞんだ。男山のふもと、橋本のあたりで舟は桂川かつらがわに入って行った。
荻吹く歌 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
それを知った彼は場合によっては天王山てんのうざんに立てこもるつもりで、武器をしらべると銃が七ちょうあるに過ぎない。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
よど山崎やまざき天王山てんのうざん
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)