“たゞざね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忠実50.0%
忠真50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天児屋根命あめのこやねのみこと二十二世の孫が藤原鎌足で、鎌足十四世の孫が忠実たゞざねである。忠実の子が悪左府頼長、頼長の子が兼長、兼長の子が生田頼宗である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
当時の吏の収賄である。わたくしは此汚吏の長官の誰なるかを検して見た。此年の役人武鑑に箱根の関所番として載せてあるのは、相模国小田原の城主大久保加賀守忠真たゞざねであつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)