“まめまめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
忠々40.0%
忠実20.0%
精悍精悍20.0%
老実々々20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忠々まめまめしくも、いそしみて、古く仕ふるはしたか。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
彼女を育てた老婆のおしもを、彼女は母だと思っていた。千曲川ちくまがわの岸の篠井しののいの里で、母だと信じて老婆のお霜に彼女は忠実まめまめしく仕えて来た。二人の生活くらしは貧しかった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
町垠まちはずれにあったお増の家では、父親が少しばかりあった田畑へ出て、精悍精悍まめまめしくよく働いていた。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「江戸ッ! 相変らず暢気のんきなものだな、本人の神月は、君よりよっぽど訳が分ってるよ。だから心配をするんじゃあないか。」とおだやかに云いながら柳沢は老実々々まめまめしく
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)