忠々まめまめ)” の例文
もっとも、女房の為向しむけも疑えば疑われる。食わしてもらうその礼心でもあろうが、銭占屋の事というと忠々まめまめしく気をつけて、下帯の洗濯から布団の上げ下ろしまで世話をしてやる。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
忠々まめまめしくも、いそしみて、古く仕ふるはしたか。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)