“為向”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しむ66.7%
しむけ16.7%
シム16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女の口から言わせるように為向(しむ)けて、そして自分が止めるのをも聴かず、女が敢(あえ)てするようになることを望んでいた。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
弘前に入(い)ってから、五百らは土手町(どてまち)の古着商伊勢屋の家に、藩から一人(いちにん)一日(いちじつ)金一分(いちぶ)の為向(しむけ)を受けて、下宿することになり、そこに半年余りいた。船廻しにした荷物は、ほど経て後(のち)に着いた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
かう言ふお為向(シム)けをすることが、家庭元来の拠るべき形式とすれば、宮廷だつて、之にお拠りにならなければならなかつた。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)